「元典章」が語ること
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「元典章」が語ること

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作者: 高橋文治  |  谷口高志  |  赤木崇敏  |  山本明志  |  藤原祐子  |  伊藤一馬
出版社: 大阪大学出版会
出版年: 2017-4-24
页数: 368
定价: 4500円
装帧: 単行本
ISBN: 9784872595895



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内容简介:

赤木崇敏(アカギタカトシ)

1976年生まれ。現在、四国学院大学文学部准教授。主な業績に、「唐代前半期の地方文書行政―トゥルファン文書の検討を通じて」(『史学雑誌』117-11、2008年11月)、「十世紀敦煌の王権と転輪聖王観」(『東洋史研究』69-2、2010年9 月)、「唐代官文書体系とその変遷― 牒・帖・状を中心に」(『外交史料から十~十四世紀を探る(東アジア海域叢書七)』汲古書院、2013年12月)等がある。

伊藤一馬(イトウカズマ)

1984年生まれ。現在、日本学術振興会特別研究員。主な業績に、「北宋における将兵制の成立と陝西地域― 対外情勢をめぐって― 」(『史学雑誌』120-6、2011年)、「南宋成立期の中央政府と陝西地域― 宋西北辺境軍政文書」所見の赦書をめぐって― 」(『東方学』123、2012年)等がある。

高橋文治(タカハシブンジ)

1953年生まれ。現在、大阪大学文学研究科教授。主な業績に、『成化本「白兎記」の研究』(共著 汲古書院 2006年)、『モンゴル時代道教文書の研究』(汲古書院 2011年)等がある。

谷口高志(タニグチタカシ)

1977年生まれ。現在、佐賀大学教育学部准教授。主な業績に、『皇帝のいる文学史―中国文学概説』(共著 大阪大学出版会、2015)、「愛好という病― 唐代における偏愛・偏好への志向」(『東方學』126、2013)等がある。

藤原祐子(フジワラユウコ)

1978年生まれ。現在、岡山大学全学教育学生支援機構准教授。主な業績に、「『草堂詩余』と書会」(『日本中国学会報』第59集、2007年)、「『詳註周美成詞片玉集』の註釈をめぐって」(『橄欖』第19号、2012年)、「『草堂詩余』成立の背景―宋末元初の詞の選集・分類注釈本と福建」(内山精也編『南宋江湖の詩人たち―中国近世文学の夜明け』、勉誠出版、2014年)等がある。

山本明志(ヤマモトメイシ)

1977年生まれ。現在、大阪国際大学グローバルビジネス学部講師。主な業績に、「河南省陽の金元時代の石刻史料」(『歴史評論』783、2015年、pp. 16-25.)、「13・14世紀モンゴル朝廷に赴いたチベット人をめぐって」(『待兼山論叢(史学篇)』45、2011年、pp. 27-52.)等がある。

(上記内容は本書刊行時のものです。)

作者简介:

赤木崇敏(アカギタカトシ)

1976年生まれ。現在、四国学院大学文学部准教授。主な業績に、「唐代前半期の地方文書行政―トゥルファン文書の検討を通じて」(『史学雑誌』117-11、2008年11月)、「十世紀敦煌の王権と転輪聖王観」(『東洋史研究』69-2、2010年9 月)、「唐代官文書体系とその変遷― 牒・帖・状を中心に」(『外交史料から十~十四世紀を探る(東アジア海域叢書七)』汲古書院、2013年12月)等がある。

伊藤一馬(イトウカズマ)

1984年生まれ。現在、日本学術振興会特別研究員。主な業績に、「北宋における将兵制の成立と陝西地域― 対外情勢をめぐって― 」(『史学雑誌』120-6、2011年)、「南宋成立期の中央政府と陝西地域― 宋西北辺境軍政文書」所見の赦書をめぐって― 」(『東方学』123、2012年)等がある。

高橋文治(タカハシブンジ)

1953年生まれ。現在、大阪大学文学研究科教授。主な業績に、『成化本「白兎記」の研究』(共著 汲古書院 2006年)、『モンゴル時代道教文書の研究』(汲古書院 2011年)等がある。

谷口高志(タニグチタカシ)

1977年生まれ。現在、佐賀大学教育学部准教授。主な業績に、『皇帝のいる文学史―中国文学概説』(共著 大阪大学出版会、2015)、「愛好という病― 唐代における偏愛・偏好への志向」(『東方學』126、2013)等がある。

藤原祐子(フジワラユウコ)

1978年生まれ。現在、岡山大学全学教育学生支援機構准教授。主な業績に、「『草堂詩余』と書会」(『日本中国学会報』第59集、2007年)、「『詳註周美成詞片玉集』の註釈をめぐって」(『橄欖』第19号、2012年)、「『草堂詩余』成立の背景―宋末元初の詞の選集・分類注釈本と福建」(内山精也編『南宋江湖の詩人たち―中国近世文学の夜明け』、勉誠出版、2014年)等がある。

山本明志(ヤマモトメイシ)

1977年生まれ。現在、大阪国際大学グローバルビジネス学部講師。主な業績に、「河南省陽の金元時代の石刻史料」(『歴史評論』783、2015年、pp. 16-25.)、「13・14世紀モンゴル朝廷に赴いたチベット人をめぐって」(『待兼山論叢(史学篇)』45、2011年、pp. 27-52.)等がある。

(上記内容は本書刊行時のものです。)

目录:

"はじめに

第一部 異形のことばたち

第一章 律令と典章―『元典章』はいかに編まれたか―

一 なぜ典章なのか

二 新集の刊記

三 律令と格例

四 奉使宣撫をめぐって

五 中書省の箚付が語ること

第二章 カアンのことばが翻訳されるまで―《盗賊が投降した際の使用人たちを良人とすること》―

一 奇妙な文体〈直訳体〉

二 朝会の模様

三 翻訳の手順

四 さまざまな訳者 さまざまなことば

第三章 地方行政を仲介する文書たち

―《賭博に関する賞金のこと》―

一 『元典章』と文書

二 『元典章』文書の体系

三 呈と申

四 牒

五 箚付

六 照刷

七 元代公文書の特性と今後の課題

第二部 政権と仲介者

第一章 モンケの聖旨をめぐって―《屠殺、狩猟、及び刑罰を禁じる日》―

一 モンケと仏教

二 モンケとカルマ= パクシ

三 〈モンケの聖旨〉の本来のすがた

第二章 カアンとムスリム―《回回が喉を掻き切って羊を屠殺し、割礼をすることを禁じる》―

一 本案件の理解をめぐって

二 回回と〈本俗〉

三 カアンはイスラーム教が嫌いだったのか

第三章 ヒツジを消費する人たち―《羊・馬・牛を抜き取る決まり》―

一 ヒツジの怨み

二 江南のヒツジ

三 ヒツジにかかる税金

四 城市に流れてくるヒツジ

第四章 宣徽院の人びと―《ニセの薬を販売することを禁じる》―

一 ニセ薬とニセ医者

二 造蓄厭魅

三 ニセ薬を禁じる真意

四 太医院使の実態

五 宣徽院の職掌

第三部 地域と交易

第一章 戸籍と〈本俗〉―《弟・妹を兄は他家に養子に出してはならない》―

一 〈斡脱〉と人身売買

二 〈過房〉と〈乞養〉

三 〈贅婿〉について

四 〈収継〉について

五 〈本俗〉について

第二章 身売りと火事と駆け落ちと―《借金の形に身売りする場合は、一年限りの契約書を作ること》―

一 「典雇男女」という問題

二 「碾玉観音」の身分関係― 郡王に属する人たち

三 〈遺漏〉とかけおち

四 江南の風俗への眼差し

第三章 江南の顔役―《職名をもたない位階官が役所を牛耳ること》―

一 モンゴル時代江南社会の〈豪覇〉

二 〈豪覇〉の手口

三 『清明集』の世界―亡宋の旧弊―

四 『元典章』の世界

第四章 モンゴルのひとたちを売りさばく―《人などを海外に輸出することを禁じる》―

一 海外禁輸品の諸相

二 売られていくモンゴル人

三 〈ヒト〉を売買する

あとがき

語彙索引

引用文書資料表

著者紹介

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